ちから‐くらべ【力競】
- 〘 名詞 〙
- ① 肉体的な力の強さをくらべること。
- [初出の実例]「何(いかに)して強力者に遇ひて死生を期はずして、頓(ひたふる)に争力(チカラクラヘ)得(せ)ん」(出典:日本書紀(720)垂仁七年七月(熱田本訓))
- 「いざや、おいの御さかなに、ちからくらべのうでずまう一番」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)
- ② 能力・才能・芸能などの力量の優劣をきそうこと。
- [初出の実例]「修験の僧共有りと聞くは、其等に会て、一度力競せむと思ふを、何(いか)が可有(あるべ)きと」(出典:今昔物語集(1120頃か)二〇)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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