加功(読み)カコウ

デジタル大辞泉 「加功」の意味・読み・例文・類語

か‐こう【加功】

[名](スル)助力すること。法律では、犯罪に加担することをいう。
「ハルマ釈辞の書は、彼が―して、其の業を助成せりとなり」〈蘭学事始

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「加功」の意味・読み・例文・類語

か‐こう【加功】

  1. 〘 名詞 〙 他人行為一部を分担すること。首謀者に力を添えること。手伝うこと。法律では犯罪を手伝う行為をいう。
    1. [初出の実例]「本犯の罪問ふに及ばれざらむには、加功のものの罪を論ずべきにもあらず」(出典:随筆・折たく柴の記(1716頃)下)
    2. 「犯人の身分に因り構成す可き犯罪行為に加功したるときは」(出典:刑法(明治四〇年)(1907)六五条)
    3. [その他の文献]〔白虎通‐五行〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「加功」の読み・字形・画数・意味

【加功】かこう

助勢

字通「加」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android