加藤五助(読み)かとう ごすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤五助」の解説

加藤五助(初代) かとう-ごすけ

?-? 江戸時代後期の陶工
尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。寛政7年(1795)分家し,以後25年間にわたり陶器をやく。文政2年磁器製造に転じた。はじめて組盃をつくり,また青磁釉を考案して五助玉淵とよばれる厚手小皿をつくりだした。号は陶治。

加藤五助(4代) かとう-ごすけ

?-? 幕末-明治時代の陶工。
3代加藤五助の子。尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。文久3年(1863)父の跡をつぐ。白磁・青磁の釉(ゆう)に白盛(しろもり)の浮上文様をえがいた器をつくった。号は陶玉。

加藤五助(2代) かとう-ごすけ

?-? 江戸時代後期の陶工。
初代加藤五助の子。尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。文政8年(1825)父の跡をつぐ。素地土に応じて釉薬(ゆうやく)をほどこし美麗な染付け磁器をつくった。号は天外

加藤五助(3代) かとう-ごすけ

?-? 江戸時代後期の陶工。
初代加藤五助の子。尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。天保(てんぽう)4年(1833)兄の2代加藤五助の跡をつぐ。窯の改良,良土の開発などに手腕を発揮した。号は陶庵

加藤五助(5代) かとう-ごすけ

?-? 明治時代の陶工。
4代加藤五助の子。愛知県瀬戸の人。明治31年(1898)父の跡をつぐ。輸出向けの製品づくりに力をいれた。通称ははじめ辰之助。号は陶玉。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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