20世紀日本人名事典 「加藤精神」の解説
加藤 精神
カトウ セイシン
- 生年
- 明治5年9月29日(1872年)
- 没年
- 昭和31(1956)年10月18日
- 出生地
- 愛媛県伊予郡
- 学歴〔年〕
- 真言宗新義派大学林〔明治26年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士〔昭和23年〕
- 経歴
- 明治16年松山石手寺の松尾章純について得度、20年東京護国寺の高師大了に師事。大学林を出た後28年真言宗豊山派特学生として大和長谷寺に留学、34年母校真言宗豊山派大学林に勤め、41年豊山大学教授となった。大正7年と12年に2回学長を務め、15年大正大学に合同されその教授となり、昭和9年と15年の2回学長となった。その間、東洋大学、東京帝大、立正大学などでも教え、27年東洋大学学長に就任した。また真言宗豊山派宗務長、宗会議員を務め、大正14年には長谷寺化主同派管長にも就任。さらに仏教三派合同の大正大学設立や香港の真言宗居士林設立などに尽力、昭和15年教育功労者として文部大臣表彰。著書に「大日如来の研究」「仏教哲理の発達」「成唯識論訳注」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報