デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤謙二郎」の解説 加藤謙二郎 かとう-けんじろう 1831-1867 幕末の尊攘(そんじょう)運動家。天保(てんぽう)2年生まれ。江戸で井上文雄に国学をまなぶが,尊攘論をとなえて破門される。のち京都で中沼葵円(きえん)らにまなび,葵円の推薦で大和(奈良県)十津川の郷校文武館の助教となった。加賀金沢藩と薩長との連合を画策するが,不成功を慨嘆して慶応3年3月9日自刃(じじん)した。37歳。越中(富山県)出身。通称は別に称平,松之助。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例