助語(読み)ジョゴ

デジタル大辞泉 「助語」の意味・読み・例文・類語

じょ‐ご【助語】

助言じょげん」に同じ。
助辞1」に同じ。
助字」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「助語」の意味・読み・例文・類語

じょ‐ご【助語】

  1. 〘 名詞 〙
  2. じょげん(助言)
    1. [初出の実例]「大かた此文よしとおもひて、たはけをつくす助語(ジョゴ)とせるか」(出典:浮世草子・好色破邪顕正(1687)下)
  3. 名詞動詞形容詞など実質的な意味をもつ語に対して、構文上これを助ける語。
    1. (イ) 日本語の文法で、助詞助動詞接尾語の類。助辞。てにをは。
      1. [初出の実例]「介辞古耆呂介茂(かしこきろかも) 賢也。呂は助語也」(出典:釈日本紀(1274‐1301)二五)
      2. 「凡訓点を下すに五のわかちあり〈略〉三には出爾波(てには)是音訓の末の助語なり又てにをはとも云」(出典:点例(1703)上)
    2. (ロ)じょじ(助字)
      1. [初出の実例]「助語とは、文章連綿する語句の間に、彼の之乎者也矣焉哉等の字を挟雑へて、著述する所の人の志意混乱せず、此れを取りて観覧する者も能く悟入させんが為めに加るを云」(出典:訓蒙助辞諺解大成(1708)一)
    3. (ハ) 日本における初期蘭語文法で、冠詞、接続詞、前置詞、助動詞などの総称。
      1. [初出の実例]「彼の助語と云ふは、前条成語の中にも在る所の inhet de zal is en om zoe als など云ふ類にして、此方の語に翻して解するときは、其所々に由て易りあるなり」(出典:蘭学階梯(1783)下)

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