労働者災害補償責任保険(読み)ろうどうしゃさいがいほしょうせきにんほけん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

労働者災害補償責任保険
ろうどうしゃさいがいほしょうせきにんほけん

労働災害に対する補償措置は第一次的には労働者災害補償保険(労災保険)法に基づいた政府管掌の労災保険によっているが、民間の損害保険会社が提供する労働者災害補償責任保険には次のようなものがある。(1)労働者災害補償責任保険 当初は労災保険法の強制適用外の事業を対象に、労働基準法上の災害補償と同じ担保内容をもつ保険として発売されていたが、現在では強制適用事業が拡大されたため、おもに海外派遣労働者を対象とするものとなっている。(2)労働災害総合保険 政府管掌労災保険の法定外の上乗せ補償による損害を担保する法定外補償保険と、さらにその上乗せ補償をする使用者賠償責任保険とがある。(3)ファミリー労働災害補償保険 政府管掌労災保険に加入できない家族従業者などを構成員とする小企業が、労働災害を被った家族従業者などに対して、労災保険と同様の補償を行うことによる損害を担保する保険である。

[金子卓治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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