勇足村
いさみたらむら
[現在地名]中川郡本別町西勇足・西美里別・美蘭別
明治初年(同二年八月から同六年の間)から大正四年(一九一五)まで存続した中川郡の村。幌蓋村の西、利別川西岸にある。北は本別村と負箙村。村域のほとんどが標高二〇〇―三〇〇メートルの台地上にあり、そのほぼ中央を居辺山(四二七・六メートル)付近に源流を発した美蘭別川が南東へ流れ利別川に合流する。近世はトカチ場所のうち。「戊午日誌」(報十勝志)には「ヱサンヒラ」とあり、「今訛りてエサンヒタラといへり。エサンは欠崩し処の事を云也。ピラは平也(中略)此処人家四軒有」としてアイヌ四戸の人名をあげている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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