生物体による発電現象のうち、動物によるもの。
[編集部]
…初期には鳥の腎臓や耳の解剖学的研究があるが,一般的には電気生理学の創始者として知られている。動物電気の存在は発電魚等を通じて古代より知られていたし,すでにフランスの物理学者ノレJean Antoine Nollet(1700‐70)らによって実験的に確証されてもいた。彼の研究の端緒となったのはカエルの神経‐筋標本が火花放電によって痙攣(けいれん)したという発見である。…
※「動物電気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」