勝地村(読み)かちじむら

日本歴史地名大系 「勝地村」の解説

勝地村
かちじむら

[現在地名]青山町勝地

妙楽寺みようらくじ村の南に位置し、東西に長く大部分山地で、東は伊勢国。西部を上津こうづ(木津川)が西南流し、右岸に集落が形成されている。本高三四九・八八五石、平高五八六・六二五石、うち三九二・七〇二石は給地にあてられている。寛延(一七四八―五一)頃の戸数九四、人口三九〇、馬二、牛二〇。神社は権現熊野、寺は勝福しようふく寺がある(宗国史)。権現は江戸初期に創祀されたと伝えられる奥山愛宕おくやまあたご神社で、奥山権現と通称され、村里から五キロ余り離れた奥山川の上流に鎮座する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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