勝部謙造(読み)カツベ ケンゾウ

20世紀日本人名事典 「勝部謙造」の解説

勝部 謙造
カツベ ケンゾウ

大正・昭和期の哲学者 桃山学院大学名誉教授・元学長。



生年
明治18(1885)年3月14日

没年
昭和39(1964)年12月16日

出生地
島根県

学歴〔年〕
京都帝大文科大学哲学科〔大正3年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔昭和6年〕

経歴
京都府立第一中学校教師から大正10年広島高等師範学校助教授、のち教授となった。昭和5年文部省留学生としてゲッチンゲン大学に留学、6年「ディルタイの哲学の方法」(独文)で文学博士となり、広島文理科大学教授、兵庫師範学校長、島根大学教育学部長を経て30年桃山学院長、理事長となり中学、高校長を兼務。34年桃山学院大学長に就任した。37年辞任、名誉教授。著書に「ディルタイの哲学」「新カント派の教育説」「現代哲学の根本問題」「国語解釈学」など。訳書にディルタイ「哲学の本質」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「勝部謙造」の解説

勝部謙造 かつべ-けんぞう

1885-1964 大正-昭和時代の哲学者。
明治18年3月14日生まれ。広島文理大教授,兵庫師範校長,島根大教育学部長をへて昭和34年桃山学院大初代学長に就任。ディルタイ哲学の研究紹介につとめた。昭和39年12月16日死去。79歳。島根県出身。京都帝大卒。著作に「ディルタイの哲学」「現代哲学の根本問題」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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