募兵制(読み)ぼへいせい

山川 世界史小辞典 改訂新版 「募兵制」の解説

募兵制(ぼへいせい)

唐代後期,均田制崩壊に伴い兵農一致による徴兵が困難になった府兵制に代わって新たに採用された傭兵制度。723年,府兵首都への警備も弱体化したため,傭兵を募集した。749年,府兵制を維持する官庁である折衝府廃止に伴い,府兵制は全面的に廃止され,この制度に切り替えられた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「募兵制」の解説

募兵制
ぼへいせい

募集して雇い入れた兵士によって軍隊を組織する制度
中国の諸王朝では原則として兵農一致が理想とされてきたが,王朝末期になってその支配力が衰えると,募兵制に切り替えられていった。ことに唐末期には,募兵制が武人支配(藩鎮)を促し,中国社会を転換させた。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む