勤気(読み)つとめぎ

精選版 日本国語大辞典 「勤気」の意味・読み・例文・類語

つとめ‐ぎ【勤気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 芸者遊女などの商売上気持態度。つとめごころ。つとめげ。
    1. [初出の実例]「面影のかわらで年の積るともしらで、いつ迄も勤気(ツトメギ)の退ぬは気の毒なり」(出典洒落本・戯言浮世瓢箪(1797)五)
  3. 相手にサービスしようとする気持。
    1. [初出の実例]「それが癖の勤気(ツトメギ)を出して、早速手近の銚子を取り上げてみたが」(出典:多情仏心(1922‐23)〈里見弴初雪の夜)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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