勤苦(読み)キンク

デジタル大辞泉 「勤苦」の意味・読み・例文・類語

きん‐く【勤苦】

[名](スル)非常に苦労すること。
「これより―して…経験を為し」〈中村訳・西国立志編

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精選版 日本国語大辞典 「勤苦」の意味・読み・例文・類語

きん‐く【勤苦】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) つとめ苦しむこと。非常に骨折ること。また、そのさま。労苦
    1. [初出の実例]「憐其勤苦此賜也」(出典:続日本紀‐慶雲四年(707)五月癸亥)
    2. [その他の文献]〔礼記‐学記〕

ごん‐く【勤苦】

  1. 〘 名詞 〙 仏道などを熱心につとめること。また、その苦しみ。
    1. [初出の実例]「仏道は長遠なり。ひさしく勤苦(コンク)(〈注〉ツトメクルシムコト)をうけて、いましなることうへし」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三)
    2. [その他の文献]〔無量寿経‐下〕

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普及版 字通 「勤苦」の読み・字形・画数・意味

【勤苦】きんく

つとめ苦しむ。〔墨子、兼愛下〕今、り。氏多く凍餒(とうだい)し、壑(こうがく)の中に轉死するること、已(すで)に衆(おほ)し。

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