勾勒填彩(読み)こうろくてんさい(その他表記)gou-le tian-cai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「勾勒填彩」の意味・わかりやすい解説

勾勒填彩
こうろくてんさい
gou-le tian-cai

中国における彩色画法。描線で形体の輪郭くくり,その中を色彩で埋める画法。日本画の籠かき,彫り塗にあたる言葉で,さらに描き起し技法も含む。徐氏体 (→黄・徐二体 ) の没骨 (もっこつ) 画法に対し,この画法の伝統古く,ことに骨気を示す点でより正統とされていた。五代,宋初に黄氏一族によって形式が整えられ (黄氏体) ,花鳥画における「富貴」の体として長く伝承された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

目次 飼養文化  北アメリカ  北方ユーラシア偶蹄目シカ科の哺乳類。北アメリカでは野生種はカリブーcaribouと呼ばれる。角が雄だけでなく雌にもふつうある。体長130~220cm,尾長7~20cm,...

トナカイの用語解説を読む