匂蓼(読み)においたで

精選版 日本国語大辞典 「匂蓼」の意味・読み・例文・類語

におい‐たで にほひ‥【匂蓼】

〘名〙 タデ科一年草。関東以西の本州四国、九州の原野水辺に生える。高さ一~一・五メートル。全体に褐色の細毛を生じ芳香がある。葉は短柄をもち、卵状披針形で長さ一〇~一六センチメートル。花は淡紅色小花で長さ三~五センチメートルの密な穂状につき、六~一一月に咲く。果実広卵形三稜がある。漢名、粘毛蓼。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android