匂蓼(読み)においたで

精選版 日本国語大辞典 「匂蓼」の意味・読み・例文・類語

におい‐たでにほひ‥【匂蓼】

  1. 〘 名詞 〙 タデ科一年草。関東以西の本州四国、九州の原野水辺に生える。高さ一~一・五メートル。全体に褐色の細毛を生じ芳香がある。葉は短柄をもち、卵状披針形で長さ一〇~一六センチメートル。花は淡紅色小花で長さ三~五センチメートルの密な穂状につき、六~一一月に咲く。果実広卵形三稜がある。漢名、粘毛蓼。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む