デジタル大辞泉
「化」の意味・読み・例文・類語
か〔クワ〕【化】
[名]影響を他に及ぼすこと。
「恵を施し、道を正しくせば、その―遠く流れん事を知らざるなり」〈徒然・一七一〉
[接尾]主として漢語に付いて、そのような物や事、状態に変える、または変わるという意を表す。「映画化」「合理化」「近代化」
[類語]様・的
け【化/仮/花/家/華】[漢字項目]
〈化〉⇒か
〈仮〉⇒か
〈花〉⇒か
〈家〉⇒か
〈華〉⇒か
け【化】
1 仏語。教え導くこと。教化。
2 仏・菩薩が人々を教化するために、姿を変えて現れること。
3 高僧が死ぬこと。遷化。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かクヮ【化】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① 徳によって人民を善良に導くこと。感化。
- [初出の実例]「堯舜(げうしゅん)無為の化をうたひ」(出典:平家物語(13C前)五)
- 「恵をほどこし、道を正しくせば、その化遠く流れん事を知らざるなり」(出典:徒然草(1331頃)一七一)
- [その他の文献]〔呂氏春秋‐士容〕
- ② 自然が万物を生育するはたらき。造化。施化。
- [初出の実例]「必代レ天而闢レ化、儀二北辰一者、亦順レ時以涵育」(出典:続日本紀‐養老七年(723)二月己酉)
- ③ 形、性質、状態などがうつり変わること。変遷。進歩。
- [初出の実例]「文明の化を平和の治に求め、事を外国に構ふるの極めて不可なるを信し」(出典:清国に対する宣戦の詔勅‐明治二七年(1894)八月一日)
- [その他の文献]〔淮南子‐人間訓〕
- ④ 他のものに姿をかえること。ばけること。
- [初出の実例]「木の根に打つけて、折檻しければ、今は化をあらはし面はとがりて狐のごとく」(出典:談義本・豊年珍話(1760)四)
- [ 2 ] 〘 接尾語 〙 名詞の下に付けて、そういう物、事、状態に変える、または、変わるという意を表わす。
- [初出の実例]「抽象的概念を具体化しようと云ふ技巧は」(出典:自然主義論(1908)〈生田長江〉八)
化の語誌
( [ 二 ]について ) 「文化、教化、変化、造化」などは漢籍に見える中国の古典語だが、幕末・明治初期に「醇化、美化、悪化、緑化、強化、硬化、液化、気化」など「化」付きの新語が多く造られ、明治後期から大正にかけて「化」の接尾語化が進み、「機械化、国有化、一般化、一元化」などの三字語を生み出した。
け【化】
- 〘 名詞 〙 仏語。
- ① 教え導いて良い方に転化させること。また、転化すること。→教化(きょうけ)。
- [初出の実例]「菩薩周二遊都鄙一教二化衆生一。道俗慕レ化。追従者、動以レ千数」(出典:日本往生極楽記(983‐987頃)行基菩薩)
- 「余皆随レ之助二其化一云」(出典:空華日用工夫略集‐観応二年(1351))
- ② 仮りに別の姿を現わすこと。また、別の姿を現わしたもの。→化身(けしん)・化生(けしょう)。
- [初出の実例]「観念の床の上には、妄想の化(ケ)のみ立ち副ひて」(出典:太平記(14C後)三七)
- [その他の文献]〔六十華厳経‐二一〕
ばけ【化】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「ばける(化)」の連用形の名詞化 )
- ① ばけること。異形のものに姿を変えること。
- [初出の実例]「畠山狐の皮の腰当にばけの程こそ顕(あらは)れにけん」(出典:太平記(14C後)三五)
- ② 「ばけもの(化物)」の略。
- [初出の実例]「どうでもこりゃア、化(バケ)だな」(出典:歌舞伎・御摂勧進帳(1773)二番目)
- ③ 人をたぶらかすこと。あざむくこと。だますこと。
- [初出の実例]「またすぐばけをいふわいの」(出典:評判記・難波鉦(1680)一)
- ④ 歌舞伎の所作事で、役者が数回姿を変えて演じる場合、その一つ一つの称。〔浪花聞書(1819頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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「化」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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化
け
仏教用語。 (1) 衆生を教え導いて正しい教えに転向させること。教化。他を教える者すなわち仏,菩薩を能化といい,教えられる衆生を所化という。転じて,寺院に住込んで修行する弟子僧を所化といい,また一宗の学頭を能化という宗派 (新義真言宗) もある。 (2) 仏,菩薩が衆生を教化するため神通力で種々の姿を化作すること,あるいはみずから化して他の姿をとること (化身,権化など) 。 (3) 遷化すなわち有徳の僧が死ぬこと。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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