北京と瀋陽の明・清王朝の皇宮群(読み)ぺきんとしんようのみんしんおうちょうのこうぐうぐん

百科事典マイペディア の解説

北京と瀋陽の明・清王朝の皇宮群【ぺきんとしんようのみんしんおうちょうのこうぐうぐん】

北京故宮(もとの皇宮)は,1417年に明朝第3代の永楽帝南京から遷都した時に,元王朝の宮殿跡に造営した広大な皇宮で,1924年に清朝最後の皇帝溥儀がここを出るまで,約500年にわたって明・清王朝の皇居であった。瀋陽故宮は1625年に清朝初代のヌルハチ帝がこの地に都を定めて造営した皇宮で,清朝が北京へ移った後は離宮などとして使われていた。北京故宮は1987年,瀋陽故宮は2004年世界文化遺産に登録。

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