北大塩村(読み)きたおおしおむら

日本歴史地名大系 「北大塩村」の解説

北大塩村
きたおおしおむら

[現在地名]茅野市米沢よねざわ 北大塩

鋳物師屋新田いもじやしんでん村の北に位置し、東南部にはかみ川が南流し、東部の字大清水おおしみずからは清水が大量に湧出している。村内を南北大門道だいもんみち、西へ市道いちみち野田原のたつぱらから北大塩峠を越え旧高島城下町へ至る)が通じている。

嘉禎三年(一二三七)の奥書をもつ「祝詞段」に「北大塩仁十五社諸大明神山大明神タキリ権現キリタシヨノ権現三ツノ御山駒(形)明神」とあり、北大塩郷の名がみえている。なお、駒形こまがた明神のある地籍に縄文時代の駒形遺跡がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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