市道(読み)シドウ

精選版 日本国語大辞典 「市道」の意味・読み・例文・類語

し‐どう‥ダウ【市道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 市場の中の道。市中の道。また、そこにいる人々。〔漢書‐劉輔伝〕
  3. 商売の道。利益の追求だけを考えて義をかえりみないやり方。
    1. [初出の実例]「市道の交で利によりて中がわるくなったと云てそしるぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
    2. [その他の文献]〔史記‐廉頗伝〕
  4. 道路の種別の一つ。県道に次ぐもの。市の費用で建設、維持、管理などを行なうもの。〔道路法施行令(大正八年)(1919)(法令全書)〕

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普及版 字通 「市道」の読み・字形・画数・意味

【市道】しどう(だう)

街路。〔後漢書、隗囂伝〕令日に變り、官名に易(かは)り、ごとに改る。民昏亂して從ふを知らず、窮窘(きゆうきん)して市に號泣す。(はうしよ)(賄賂行し、財、輔に入る。

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世界大百科事典(旧版)内の市道の言及

【道路】より

… 都市高速道路は,交通の集中する都市地域において,その幹線交通を効率的に処理するために設けられる自動車専用道路網で,首都,阪神,名古屋,福岡・北九州の諸地域において建設・供用中である。道路法上では都道府県道または市道に属しており,有料道路として専門の公共法人によって管理される。 そのほかに日本道路公団,地方道路公社,地方公共団体が管理し,国道,都道府県道,市町村道の一部を構成する有料道路がある。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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