北島吉蔵(読み)キタジマ キチゾウ

20世紀日本人名事典 「北島吉蔵」の解説

北島 吉蔵
キタジマ キチゾウ

大正期の社会運動家



生年
明治37(1904)年3月16日

没年
大正12(1923)年9月4日

出生地
秋田県鹿角郡小坂町

経歴
日立製作所旋盤工見習いとなり、大正8年友愛会日立連合会に加入。9年上京し、自転車製作所などで働きながら労働運動参加。11年南葛労働協会結成に参加し、12年理事となるが、関東大震災亀戸警察に検束され、虐殺された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北島吉蔵」の解説

北島吉蔵 きたじま-きちぞう

1904-1923 大正時代の社会運動家。
明治37年3月16日生まれ。日立鉱山の旋盤見習工になり,友愛会に加入。大正11年東京で南葛労働協会の結成に参加。関東大震災に際し被災者を救援中,亀戸(かめいど)警察署に検束され,12年9月4日9名の同志とともに習志野(ならしの)騎兵連隊の兵士に殺害された(亀戸事件)。20歳。秋田県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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