精選版 日本国語大辞典 「北極区」の意味・読み・例文・類語 ほっきょく‐くホクキョク‥【北極区】 動物の生物分布の地理学上の一区分。北極を中心とした区域で、哺乳類のトナカイ・ホッキョクグマ、鳥類のアビ・ライチョウ類のほか、海産物は豊富。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北極区」の意味・わかりやすい解説 北極区ほっきょくくArctic region 動物区の一つ。スカンジナビア北部,北シベリア,カムチャツカ,北アラスカ,カナダ北部,グリーンランドを含む。冬が長く一年の大部分は氷雪におおわれ,夏は短く,気温は 10℃以上にならない。哺乳類ではスカンジナビアから東シベリアに分布するツンドラ性のトナカイ,おもにカナダ北部からグリーンランドに分布するジャコウウシなどのほか,ホッキョクグマ,ホッキョクギツネ,レミングなど,鳥類ではアビ科やライチョウが特徴的。植物はコケ類,イネ科などの草本類,低木が生育し,種類は固有種は少いが,さらに南方の温帯地域の高山植物との共通種が多い。全北区のなかの一つの亜区とされることもある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報