日本歴史地名大系 「北田遺跡」の解説 北田遺跡きただいせき 山形県:酒田市旧平田郷地区関村北田遺跡[現在地名]酒田市関 北田集落の北約四〇〇メートル、標高一〇メートルの水田にある平安時代前半の集落跡。関(せき)B遺跡が南に隣接する。昭和五五年(一九八〇)・五六年の発掘調査で掘立柱建物七棟・井戸三基・土壙二八基・溝四八条などが発見された。東部の建物一棟は九世紀中葉、西部の六棟は一〇世紀の中葉から後半で建替えもある。遺物は須恵器・土師器・赤焼土器・黒色土器・陶磁器・硯・土錘の土製品、桶・曲物・漆器椀・箸などの木製品、円盤状石製品である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報