北迫遺跡
きたさこいせき
宇部市の市街地から北方約五キロ、標高八三メートルの丘陵の頂上近い南斜面に立地。弥生時代の貝塚を伴う高地性集落遺跡である。市指定史跡。
大正一四年(一九二五)に発見され、昭和二年(一九二七)一部の発掘が行われ、蛎塚貝塚とか川上貝塚・北迫貝塚などとよばれてきた。その後同三七年に発掘調査を行い、貝塚を造った集落跡を明らかにし、貝塚を含めて北迫遺跡とよぶようになった(「北迫遺跡」宇部の遺跡・一九六八年)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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