北青木遺跡（読み）きたおうぎいせき

日本歴史地名大系 「北青木遺跡」の解説

北青木遺跡
きたおうぎいせき

[現在地名]東灘区北青木一丁目

六甲（ろつこう）山地南麓の海岸部は山地から供給された土砂により数列の砂堆が形成されている。当遺跡は山側から数えて三列目と四列目の砂堆との間に形成された後背湿地に立地する。遺構面の標高一・七メートル。縄文時代後期・晩期の土器が出土するが、弥生時代前期前半の遺構が確認され、後半にも継続している可能性がある。昭和五九年（一九八四）に発掘調査が行われた。砂堆上では丁字形に交わった二条の溝と、三基の土壙および柱穴三五個が発見されている。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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