北飯淵村
きたいいぶちむら
北の小泉川と南の宇多川に挟まれた平坦地に位置し、小泉川対岸は本笑村、宇多川対岸は南飯淵村、西は小泉村・中村。江戸初期には飯淵村のうちで、明暦二年(一六五六)当村と南飯淵村に分村したとされる(相馬藩政史)。おそらく宇多川の本流が旧流とみられる梅川筋から現在の位置に変わって以降、一村として統括することが不便になったためであろう。寛永一二年(一六三五)の検地では、飯淵村として高四八三石余(同書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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