十一明神神社(読み)じゆういちみようじんじんじや

日本歴史地名大系 「十一明神神社」の解説

十一明神神社
じゆういちみようじんじんじや

[現在地名]三原町市十一ヶ所

市十一いちじゆういつしよ地区の南西端部にある。祭神は「延喜式」神名帳記載の淡路国津名つな・三原両郡内の小社一一座の祭神。旧村社。かつては総社十一大明神とも称した(常磐草)。平安中期以降に一宮の制が整えられ、国府近くには国内神社の神霊を集めた惣社(総社)が勧請された。当社の馬場(西の馬場)を南に進むと小字ガク(学が原)に至り、この道は古代の官道であったという説もある。淡路国府の位置と併せ考えて現在地が古来からの社地と考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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