日本歴史地名大系 「十三間町」の解説 十三間町じゆうさんげんまち 石川県:金沢市金沢城下第二連区十三間町[現在地名]金沢市十三間町・十三間町中丁(じゆうさんげんまちなかちよう)・片町(かたまち)一―二丁目犀川中川除(さいがわなかかわよけ)町の北東に並行し、大工(だいく)町の南にあたる。通りが途中で屈曲して南東は杉浦(すぎうら)町へ続く。片側町で地子町。元禄三年(一六九〇)地子町のうち七ヶ所の一となる(国事雑抄)。町名は町内の戸数にちなみ、もとは十三軒町と書いた(金沢古蹟志)。文化八年(一八一一)の家数五七、うち武家一九。肝煎は八郎兵衛、組合頭は中屋市郎左衛門(金沢町絵図名帳)。前掲の書上には当町の次に能登(のと)町が記載されており、当町の裏町と考えられるが、いつ合併したかは不明(金沢古蹟志)。国事昌披問答(加越能文庫)には能登町は記されていないことからみて早い時期と考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by