杉浦(読み)スギウラ

日本歴史地名大系 「杉浦」の解説

杉浦
すぎうら

中世よりみえる浦で、彼杵そのき戸町とまち浦のうち。江戸時代の戸町のうちであるという(大村家記・大村郷村記)。正嘉二年(一二五八)一〇月二日の六波羅御教書案(深堀文書、以下同文書)に「戸町内椙浦」とみえ、彼杵庄戸町浦の地頭深堀行光惣地頭代が杉浦を押領・狼藉したとして訴えたが、惣地頭代は出廷しないうえに大勢を引連れ、光行の代官真清を打擲し、乗っていた船を押え取り、真清を追出した。このため六波羅探題北条時茂は惣地頭代に重ねて参決を促すよう肥前守護武藤(少弐)資能に命じている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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