十哲(読み)ジッテツ

とっさの日本語便利帳の解説

十哲

蕉門の十哲(芭蕉門下の優れた俳人)▽榎本其角、服部嵐雪森川許六、向井去来、各務支考内藤丈草杉山杉風立花北枝志太野坡(しだやば)、越智越人 ※杉山杉風以下四人の代わりに、河合曽良、広瀬惟然、服部土芳、天野桃隣を加える説もあり
孔門十哲 顔淵、閔子騫(びんしけん)、冉伯牛(ぜんはくぎゅう)、仲弓宰我子貢冉有(ぜんゆう)、季路(子路)、子游、子夏

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大辞林 第三版の解説

じってつ【十哲】

〔「哲」は智の意〕
ある門下における、一〇人のすぐれた弟子。孔門の十哲・蕉門の十哲・木門もくもんの十哲など。

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精選版 日本国語大辞典の解説

じっ‐てつ【十哲】

[1] 〘名〙 (「哲」は知のすぐれている意) 一〇人のすぐれた人。
[2]
[一] 孔子の一〇人の高弟をいう。→孔門の十哲
※百丈清規抄(1462)四「孔子の三千弟子ぞ。其中を選て七十士ぞ。又選て十哲ぞ」 〔新唐書‐礼楽志・五〕
[二] 松尾芭蕉の一〇人の高弟をいう。→蕉門の十哲
※俳諧・独稽古(1828)一四「芭蕉翁発句の体并十哲発句」
[三] 木下順庵の一〇人の高弟をいう。
※先哲叢談(1816)三「新井在中、室師礼・雨森伯陽・祇園伯玉・榊原希翊〈略〉加之南部思聰・松浦禎卿・三宅用晦・服部紹卿・向井魯甫、為十哲

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世界大百科事典内の十哲の言及

【四科十哲】より

…徳行,言語,政事,文学の四つのカテゴリーは孔門の四科と呼ばれ,後世,人間の才能の表現のうち,最も重要なものとされる。また列挙された10人を孔門の十哲と呼ぶ。しかし,ここには孝行で有名な曾参(そうしん)が〈徳行〉の科になく,また子張や有若も抜けている。…

※「十哲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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