蕉門の十哲(読み)ショウモンノジッテツ

デジタル大辞泉 「蕉門の十哲」の意味・読み・例文・類語

しょうもん‐の‐じってつ〔セウモン‐〕【蕉門の十哲】

芭蕉門下の10人のすぐれた俳人。ふつう、榎本其角えのもときかく宝井其角)・服部嵐雪はっとりらんせつ向井去来内藤丈草杉山杉風すぎやまさんぷう志太野坡しだやば越智越人おちえつじん立花北枝森川許六各務支考かがみしこうをいうが、異説もある。蕉門十哲

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精選版 日本国語大辞典 「蕉門の十哲」の意味・読み・例文・類語

しょうもん【蕉門】 の 十哲(じってつ)

  1. 松尾芭蕉の門下で一〇人のすぐれた人々。ふつう、榎本其角(きかく)服部嵐雪(らんせつ)・向井去来・内藤丈草・杉山杉風(さんぷう)志太野坡(やば)越智(おち)越人・立花北枝・森川許六(きょりく)各務(かがみ)支考の一〇人をいうが異説もある。
    1. [初出の実例]「世に万子を蕉門十哲の外にして、道を支、許等に伝はるとばかり覚えたるは、大いなる誤りなり」(出典:俳諧・俳家奇人談(1816)中)

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