十字架伝説(読み)じゅうじかでんせつ

世界大百科事典 第2版の解説

じゅうじかでんせつ【十字架伝説】

キリストがかけられた十字架に関する初期東方伝説。アダムが死んだとき,その子セツSethは神の命により天国生命から三つの種子を採り,アダムのの下に置いた。後年これらの種子はアダムのに生育し,やがて美しい大木となって繁茂した。ソロモンの時代,この木は神殿に使われようとしたが見捨てられ,小川の橋としてかけられた。シバの女王がソロモン訪問に際しこの橋に出会い,この木の不思議な力を知ってこれを跪拝(きはい)し,その運命をソロモンに警告する。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

終末時計

アメリカの科学雑誌『ブレティン・オブ・ジ・アトミックサイエンティスツ』が毎号表紙に掲げている「地球最後の日」までの時間を表示する時計。核戦争の危機を訴え,1947年に初めて登場。米ソ冷戦の終結を迎えて...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android