千本杉村
せんぼんすぎむら
[現在地名]立川町千本杉
庄内平野の東部、京田川の右岸に位置し、北は桑田村、南は京田川を隔て四ッ興野村(現藤島町)、東は狩川村。江戸街道が通る。元和元年(一六一五)狩川大堰の分水上堰より分水した中島堰の水利によって立村したと伝えられる。寛永元年庄内高辻帳に村名がみえ高一六七石余、ほかに亥ノ興六〇石余とある。正保郷帳では田二八〇石余・畑一六石余。寛文九年(一六六九)の検地帳(余目町立図書館蔵)では高三一二石余、反別田二三町三反余・畑三町五反余、名請人一五人、家数一七、修験甚高坊がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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