千本松(読み)せんぼんまつ

精選版 日本国語大辞典 「千本松」の意味・読み・例文・類語

せんぼん‐まつ【千本松】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 数多くの松の木。多くの松が群がりはえている場所。
    2. 数多くの松を染めたり描いたりした模様。特に、元祿時代一六八八‐一七〇四)、衣服の名所尽模様の一種
      1. [初出の実例]「千本松のすそ形もふるし」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)五)
    3. 植物うつくしまつ(美松)」の異名
  2. [ 2 ]
    1. [ 一 ]せんぼん(千本)[ 二 ][ 一 ]
    2. [ 二 ]せんぼんまつばら(千本松原)[ 一 ]」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android