升谷村(読み)ますたにむら

日本歴史地名大系 「升谷村」の解説

升谷村
ますたにむら

[現在地名]和知町字升谷

ほぼ西流してきた由良川が、南流する上和知川を合わせて急に南西方向に転じ、次に北流する高屋たかや川が合流する間の由良川左岸南西部にある。東側は六〇〇メートル近い山々で胡麻畑ごまはた(現日吉町)と境し、西に傾斜して由良川と高屋川に至る。南方中山なかやま村から通じる道は、当村で川幅の狭い高屋川を西に越えて由良川南岸の小畑おばた村に続く。園部藩領。

村高は元禄一三年(一七〇〇)丹波国郷帳では六五石余であったが、天保郷帳では一四八石余と倍増している。

升谷村
ますたにむら

[現在地名]今庄町桝谷ますたに

日野川の支流桝谷川の最上流部にある山間村。南西は下流宇津尾うつお村。木地師集落で、延宝二年(一六七四)その存在が確認されたが、すでに寛文一〇年(一六七〇)一〇月には五ケ山木地引連判証文(大河内神社文書)が作られており、そのなかに「増谷」の名がみえる(→大河内村

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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