卑湿(読み)ヒシツ

デジタル大辞泉 「卑湿」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しつ【卑湿】

[名・形動]土地が低くて、じめじめしていること。また、そのさまや、その土地。「卑湿な(の)地帯

ひ‐しゅう〔‐シフ〕【卑湿】

ひしつ(卑湿)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「卑湿」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しつ【卑湿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 土地が低くて湿気の多いこと。じめじめしていること。また、その土地やそのさま。ひしゅう。
    1. [初出の実例]「凡京中不水田。但大小路辺及卑湿之地。聴芹蓮之類」(出典延喜式(927)四二)
    2. [その他の文献]〔史記‐夏本紀〕

ひ‐しゅう‥シフ【卑湿】

  1. 〘 名詞 〙ひしつ(卑湿)
    1. [初出の実例]「卑湿地 ヒシウノチ イヤシキ所也」(出典:いろは字(1559))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「卑湿」の読み・字形・画数・意味

【卑湿】ひしゆう(しふ)

土地が低く、湿潤。〔後漢書西域、天竺国伝〕天竺國、一名身毒、~熱なり。其の國大水に臨み、象に乘りて戰ふ。~圖(ふと)を脩め、伐せず、に以て俗をす。

字通「卑」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android