共同通信ニュース用語解説 「南シナ海の軍事拠点化」の解説
南シナ海の軍事拠点化
海洋進出を強める中国は、南シナ海で岩礁や暗礁を埋め立てて人工島を造成、滑走路やレーダーなど軍事施設の整備を進めている。南沙(英語名スプラトリー)諸島での埋め立て面積は2015年末までに約13平方キロに達した。西沙(英語名パラセル)諸島には地対空ミサイルを配備し、米国に加えベトナムなど周辺各国が懸念を強めている。米軍は、中国が領有権を主張する島々の周辺に駆逐艦を派遣するなど「航行の自由」作戦を展開し、既成事実化を進める中国をけん制している。(ワシントン共同)
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