日本歴史地名大系 「南中牟田村」の解説 南中牟田村みなみなかむたむら 福岡県:柳川市南中牟田村[現在地名]柳川市高島(たかしま)立石(たていし)村の東にあり、三潴(みづま)郡に属する。北は井手(いで)村、南は山門(やまと)郡磯鳥(いそどり)村(現三橋町)。文禄四年(一五九五)の知行方目録には「中むた村」は高一六九石余と高三二三石余の二筆がみえ、このうちのどちらかに当たると考えられる。元和六年(一六二〇)以降久留米藩領。「寛文朱印留」にも中牟田村とある。元禄国絵図に南中牟田村とあり、本高は二二七石余。「在方諸覚書」では古高三六〇石・役高二八六石。 南中牟田村みなみなかむたむら 熊本県:飽託郡天明町南中牟田村[現在地名]天明町中無田(なかむた) 下(しも)天明新(てんめいしん)川と緑川に挟まれた低湿地にあり、北は中牟田村、西は江中島(えなかしま)村に接する。肥後領高人畜家数船数調(永青文庫蔵)によると、一〇〇石より上の船一艘・小舟七艘、水夫三二人がいる。銭塘手永に属し、宝暦一二年(一七六二)の下ケ名寄帳では惣畝数三二町三反一畝余、うち御蔵納は三〇町四反八畝余・高四五四石九斗余で、他は新地・永荒などである。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by