南堀江五丁目(読み)みなみほりえごちようめ

日本歴史地名大系 「南堀江五丁目」の解説

南堀江五丁目
みなみほりえごちようめ

[現在地名]西区南堀江四丁目

南堀江四丁目の西に続く町で、西は堀江川河口で下博労しもばくろう町に接し、北面する堀江川にはくろがね橋が架かる。当町と北堀江五丁目の西にあたる地域はもと伏見長屋ふしみながや町・葉山はやま町・外山とやま町であったが、元禄一一年(一六九八)堀江川開削で消滅した(→北堀江五丁目。同一三年の三郷水帳寄帳では屋敷数一八・役数二八役で、うち年寄分一役が無役。年寄は記されない。当町は堀江川の最下流に位置しているため国問屋船宿が多く、陸奥・越前・土佐・和泉紀伊淡路播磨・伊勢・阿波豊後・日向の国問屋船宿のほか、関東筋問屋・晒蝋屋新組があった(延享版「難波丸綱目」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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