南大野村
みなみおおのむら
[現在地名]竜北町大野
大野村から分れた村で、北川・笹尾集落をさし、小字北川・飛石・下松尾・神太夫・太尾・中ノ間・角田からなる。東は上北大野村上天堤、北は吉本村、西は薩摩街道をもって北野津村の中ノ間・角田は新田村と接する。地形は沖積平野である中ノ間・角田を除き、上北大野村の分水嶺をもって西に傾斜し、小さい谷川が東西に走る。太尾山には五世紀後半のものとみられる組合せ式石棺を有する古墳が約一〇基発見され、北川集落の裏山にも同時代の石棺が昭和三五年(一九六〇)頃に発見された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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