デジタル大辞泉 「南蛮流」の意味・読み・例文・類語 なんばん‐りゅう〔‐リウ〕【南蛮流】 1 西洋流の外科医術。日本に帰化したポルトガル人クリストファン=フェレイラ(日本名、沢野忠庵ちゅうあん)を祖とし、その門人の西吉兵衛が大成した流派。2 古砲術の一流派。武宮嘉兵衛貞幹の創始という。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「南蛮流」の意味・読み・例文・類語 なんばん‐りゅう‥リウ【南蛮流】 〘 名詞 〙① 南蛮人の流儀。[初出の実例]「風の行衛もひらく弁当 沖津波南蛮流の菓子袋」(出典:俳諧・大矢数千八百韻(1678)一六)② 慶長(一五九六‐一六一五)頃、日本に帰化したポルトガル人クリストファン=フェレーラ(日本名沢野忠庵)を祖とし、その門人西吉兵衛が大成した西洋の外科医術。[初出の実例]「南蛮流の外療を受け」(出典:南蛮寺興廃記(1638頃))③ 古砲術の流派の一つ。南蛮波羅王を祖とし、武宮嘉兵衛貞幹によって創始されたもの。[初出の実例]「酒塩のみちくる方や霞らん〈宗因〉 南蛮流のあまのわれ舟〈葎翁〉」(出典:俳諧・珍重集(1678)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例