南西海子町(読み)みなみさいかいしちよう

日本歴史地名大系 「南西海子町」の解説

南西海子町
みなみさいかいしちよう

東山区三条南裏白川筋西入三丁目

西は城安寺じようあんじ辻子ずし。宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」に「三条より二すじ目古川町西入」として、位置関係の記載がみえる。寛永二一年(一六四四)町地となり、人家を建てるという(坊目誌)が、典拠は明らかではない。文献では延宝二年(一六七四)四方洛外町続之町々小名之覚(荻野家文書)に青蓮院様御領分粟田口として「南西海子町」とみえ、正徳四年(一七一四)洛外町続町数小名家数改帳(同文書)に「一、拾八軒 同(粟田口)南西海子町」とある。西海子町の南側、三条通の裏側に位置するので八軒町と合わせて「三条南裏町」の通称があり「改正増補京羽二重大全」(延享二年刊)に「三条南裏町 三条はしひがし、あまべ村の東に町家あり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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