単独事業(読み)たんどくじぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「単独事業」の意味・わかりやすい解説

単独事業
たんどくじぎょう

地方公共団体が国の補助を受けずに自主的に実施する事業をさし,地方単独事業ともいう。高度成長期には財源余裕があり,生活環境整備のための公共事業,各種施設の積極的な建設など,国の想定する水準をこえる地方公共団体独自の施策のために単独事業が増大した。しかし不況のなかで地方財政が逼迫し,このため国が景気対策として公共事業費を増大するとき,補助事業が増大する反面で,単独事業が削減されて景気対策の効果をそこなう場合がある。

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