単簡(読み)タンカン

デジタル大辞泉 「単簡」の意味・読み・例文・類語

たん‐かん【単簡/短簡】

[名・形動]単純でわかりやすいこと。また、そのさま。簡単。
「純粋で―な芝居が出来そうなものだ」〈漱石三四郎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「単簡」の意味・読み・例文・類語

たん‐かん【単簡・短簡】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 単純でわかりやすいこと。また、そのさま。あっさりしていて手数のかからないさま。簡単。
    1. [初出の実例]「其機関も亦漸々単簡なり」(出典:牙氏初学須知(1875)〈田中耕造訳〉二)
    2. 「夫の淳樸なる風俗を以て、単簡なる生活を行(や)ること吾郷の如き村落は」(出典帰省(1890)〈宮崎湖処子〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む