単純労働者(読み)タンジュンロウドウシャ(英語表記)unskilled worker

デジタル大辞泉 「単純労働者」の意味・読み・例文・類語

たんじゅん‐ろうどうしゃ〔‐ラウドウシヤ〕【単純労働者】

特別な技能経験を必要としない、だれでもできる簡単な作業をする労働者

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「単純労働者」の意味・わかりやすい解説

単純労働者
たんじゅんろうどうしゃ
unskilled worker

一般的には特別な職業訓練を受けていない未熟練労働者を指すが,外国人労働者の受け入れ問題について議論されるときは,「いわゆる単純労働者」という言葉が用いられている。単純労働者とは入国を認めうる専門的な技術知識を有する労働者との対比で用いられており,無技能・未熟練労働者のみならず,販売員,家事サービス職業,技能工などある程度の技術・技能・知識等を有する労働者を含むものである。第6次雇用対策基本計画に示されたように,外国人労働者のうち「いわゆる単純労働者」の受け入れは,受け入れに伴う日本の経済社会に及ぼす広範囲影響にかんがみ十分慎重に対応することとしており,現在認められていない。しかし最近人手不足問題深刻化してきている折から,こうした単純労働者の導入をめぐる議論も盛んになされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android