単純性腸潰瘍と非特異性多発性小腸潰瘍の特徴的な症状(読み)たんじゅんせいちょうかいようとひとくいせいたはつせいしょうちょうかいようのとくちょうてきなしょうじょう

家庭医学館 の解説

たんじゅんせいちょうかいようとひとくいせいたはつせいしょうちょうかいようのとくちょうてきなしょうじょう【単純性腸潰瘍と非特異性多発性小腸潰瘍の特徴的な症状】

 腹痛下血(げけつ)、それにともなう貧血という共通症状以外に、それぞれつぎのような症状がみられます。
■単純性腸潰瘍
 発熱下痢げり)がみられることがあり、約50%の患者さんの右下腹部に痛みをともなうかたいしこりを触れます。
■非特異性多発性小腸潰瘍
 多発した潰瘍で小腸からのたんぱく質吸収が不十分になるため、血液中のたんぱく質が減少し、その結果、むくみが出たりします。
 思春期前の人では発育障害をおこすこともあります。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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