単語図(読み)たんごず

精選版 日本国語大辞典 「単語図」の意味・読み・例文・類語

たんご‐ず‥ヅ【単語図】

  1. 〘 名詞 〙 児童文字を覚えさせるため、枡目(ますめ)一つずつ事物の絵とそれにあたる単語のつづり方・書き方とを併記した図表。明治六年(一八七三文部省の「小学入門」に見え、掛図にも作られた。
    1. [初出の実例]「伊呂波図、五十音図、単語(タンゴ)図」(出典:小学教授本(1875)〈藤井惟勉〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の単語図の言及

【世界図絵】より

…コメニウスの存命中にヨーロッパ12ヵ国語のほか,アラビア語,ペルシア語にも翻訳されて広く普及した。日本で明治初年に刊行された初歩の国語教授のための教材である《単語図》は,本書にならったものである。【宮沢 康人】。…

※「単語図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android