博打木(読み)ばくちのき

精選版 日本国語大辞典 「博打木」の意味・読み・例文・類語

ばくち‐の‐き【博打木】

〘名〙 バラ科の常緑高木。関東から沖縄まで分布する。高さ二〇メートルに達するものもある。葉は長さ一〇~二〇センチメートルの卵状楕円形で縁に鋭い鋸歯(きょし)がある。秋、葉腋から軟毛を密生した花茎が伸び、白い小さな五弁花が密な総状に群がって咲く。果実は長さ約二センチメートルの広卵形翌年初夏紫黒色に熟す。葉を蒸留したものを「ばくち水」といい鎮咳(ちんがい)薬に用いる。樹皮がたえずはげ落ちるのを、博打に負けて裸になるのにたとえてこの名がある。びらんごいのき。はだかのき。〔物品識名拾遺(1825)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「博打木」の解説

博打木 (バクチノキ)

学名Prunus zippeliana
植物。バラ科の常緑高木,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android