卯遠坂遺跡(読み)うとおざかいせき

日本歴史地名大系 「卯遠坂遺跡」の解説

卯遠坂遺跡
うとおざかいせき

[現在地名]滝沢村滝沢 卯遠坂

国道四号の西側、諸葛もろくず川が丘陵狭窄部を通り、流路の変換点にあたる丘陵上にある。標高二〇七―二〇九メートル。昭和五二年(一九七七)東北自動車道建設に伴って調査された。検出された遺構は縄文時代竪穴住居跡一七棟・炉跡二基・焼土遺構七基・土壙一三基などである。時期は後期初頭とされた。竪穴住居跡の平面形は円形が主で、楕円形小判形・卵形各一棟。炉は三つのタイプに分けられ、地床炉九基、石囲炉七基、複合炉三基。柱穴は床面中央の主柱が確認されたもの六棟、うち四棟は中央部に、二棟が若干壁寄りに七、八個の柱穴がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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