日本歴史地名大系 「印南原村」の解説 印南原村いなんばらむら 和歌山県:日高郡印南町印南原村[現在地名]印南町印南原印南川の上流にある大村。北は寺(てら)山(二三六・二メートル)を挟んで江川(えかわ)村(現川辺町)、東は下津川(しもつがわ)村、西は立石(たていし)・明神川(みようじんがわ)・南谷(みなみだに)の各村、南は山口(やまぐち)村。「続風土記」に「村尤広くして六つに分れ、南にあるを滝の口といひ、其北十町にあるを中越といひ、其北十町にあるを白川といひ、滝の口の巽山を越えて十町枝谷にあるを奈良井といひ、中越の西八町枝谷にあるを柳(やない) 畑(ばた)といひ、其北九町にあるを南(みなみ) 畑(のはた)といふ」とあり、これら地名の大部分は現在も残る。慶長検地高目録によれば村高九二二石余、小物成二斗五升三合。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by